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『裸婦』は、なるほどでした
Nocturne〈夜想曲〉の『裸婦』を読了。普通の主婦が有名画家にみいだされて、とまどいながらも裸婦モデルを務める、という話。主婦の思いを、素直に表現しているような作品でした。主婦の思いっていうと、どうも独りよがりなイメージを持ってしまうのですが、この作品はそうではなくて消化しているなと思いました。
あまり関心のない内容だったので、余計に興味がわいたのかも。主婦の裸婦モデルと画家先生との間であれこれが起こりかけたとき、女性が「抱かれたいのは男であって、誰でもない。先生には描かれたい」みたいなセリフを言うんですよね。…。なるほど!なんて思いました。
宮木 あや子『花宵道中』
- 花宵道中
- 宮木 あや子(著)
- 新潮社 (2009/8/28)
今年文庫化されたR18大賞作品。読者の性別関係なしに評判がいいみたいで。いわゆる本読みの人たちにうけいれられる感じの官能なのでしょうね。江戸の吉原を舞台とした遊女たちの恋物語。
R18という記号から想像していた作品とは、まったく違っていました。もっとえろえろな作品だと思ってたんです。作品全体に上品な官能的雰囲気がただよっていて、遊女ひとりひとりの事情、気性、感情、なども読み応えがありました。
とてもよい小説だと思いますけど、R18っぽくないんですよね。この作品は好きです、でも正直いって、もっとお下劣なものが読みたかったです。
女の子らしい異世界トリップ
Olive Cafeの異世界トリップ恋愛もの『愛した軌跡をいつまでも』。女の子ですね!と思いながら眺めていたら、おもしろくて全部読んでしまいました。改稿中の大長編なのに。後半、けっこうえっちくてどきどきしてしまいました。改稿が終わったら、もう一回読みたいです。
『Unnamed Memory』、凄かった
続いて『Unnamed Memory』。前半の展開が速かったので、なんか仕掛けがあるんだろうなと思ってたら、なるほど。観察者、箱庭、リプレイ、と凄い合わせ技でした。キーワードだけみるとSFみたい。あらためて物語と言葉の力を信じてる作品って、いいなあと思いました。
追記。ここのサイトさんが、とっても気になる。なにげにSFのにおいがするんですよね。ネット用の読みやすい文章だし、恋愛ファンタジーや異世界トリップと、とっつきやすい題材を使ってるけど、底に流れるのは海外古典SFかも、とか思ったりしてて。どうかなあ。
『王セレ』ってかわいい
Seasonal Valueの『王セレ』を再読。あんまり似合わないかもしれないけど、『王セレ』大好き。お伽噺みたいな恋愛もので、すっごくかわいらしい。雰囲気が好きなので、未完でもぜんぜん平気でよく再読してます。
