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衝撃の作品


いつか紹介しようと思っていたのに、なんて書いたらいいのか分からなかった、衝撃の作品を再読しました。ウェザーの気ままなHPの美野楚名さんが書かれた『血が・流れて・溶ける・海へ』。これ実は、ネット小説で最高の作品だと思ってるんですね。

原爆の話なんだけど、とにかく構成と技法がうまい。原爆投下時の時代と現代が入れ替わりに描かれていて、さらに、語り手が確定されてない。視点が移るたびに、時間と空間が歪んでいく感じがするんですよ。最終的には、原爆の被害にあわれたすべての人々の痛みと物語が、時間と空間に流されて、読み手のもとに届けられるような仕組みになってると思うんです。

そんなことを頭の片隅で分析しながらも、実際に読んでいるときは、泣きながらぷるぷる震えてページをめくってます。わたしにとっては『はだしのゲン』よりも衝撃は大きい。この作品は、原爆を過去の他人事の話にしないで、読者を作品の一部にしてしまうんですよ。

無粋なことを言ってしまいますが、最初、語り手が見えないので不安定な感じがすると思います。それが作品の肝なので、気にしないでください、…人様の作品に、勝手に解説をつけてるようで恥ずかしいですね。でも、誰かに、ひとりでも多くの人に、読んで欲しいと思ってます。

2010年3月13日

『裸婦』は、なるほどでした


Nocturne〈夜想曲〉の『裸婦』を読了。普通の主婦が有名画家にみいだされて、とまどいながらも裸婦モデルを務める、という話。主婦の思いを、素直に表現しているような作品でした。主婦の思いっていうと、どうも独りよがりなイメージを持ってしまうのですが、この作品はそうではなくて消化しているなと思いました。

あまり関心のない内容だったので、余計に興味がわいたのかも。主婦の裸婦モデルと画家先生との間であれこれが起こりかけたとき、女性が「抱かれたいのは男であって、誰でもない。先生には描かれたい」みたいなセリフを言うんですよね。…。なるほど!なんて思いました。

2010年3月12日

『49』、凄くよかった


続けて孵化スイッチ。『49』。凄くいい話だった!へたれな腐女子が謎の俺様に拉致されて、というありがちなラブコメなんだけど、主人公は周囲ととてもよい人間関係を築いていってるんですよね。羨ましいくらいで。笑いあり、涙あり、仕掛けありで、いいもの読みました。

孵化スイッチの作品を、連続して読みました。ここのサイトの完結済み作品は、全部読んでいます。ファンタジーでもラブコメでも、ジャンルも内容も関係なく、好きなんですよね。読んでいると、明日もがんばろうって気分になるんですよ。

2010年2月20日

『赤-RED-』読了


先月に完結していた孵化スイッチの『赤-RED-』を読了。1000年以上未来の日本が舞台っぽいです。未来だけど、古代日本+西欧風の変わった感じのするファンタジーでした。設定がおもしろいので、恋愛話よりも、もっと細部が読みたかった気がします。

2010年2月19日

『EXILE-エグザイルー』読了


詩人ゆうりの世界の『EXILE-エグザイルー』を読了。前回、全部読んでいないうちにあんな記事を書いてしまって、大丈夫かな、いや大丈夫、だって『EXILE』だもん、とか思っていたのですが、やっぱり『EXILE』で、とてもこの作品らしい終わりかたでした。

この作品のいいところは、ぱっと言葉にできます。夢があって希望があって笑いがある。それと道徳があるってことです。小説は、破滅的でも悪意だらけでも意味がなくても、なんでもありです。なんでも好きです。それでも単純に、基本的なことっていいなって思います。

2009年10月16日