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川は静かに流れ


「その川は、思い出せるかぎりもっとも古い記憶だ。」 この冒頭で、期待感が高まった。いい文章の雰囲気。なのになのに中身は…!。ベストセラー小説を作るために書かれた作品、のようでした。家族をめぐる物語、ミステリだそうですが、犯人の仕立てをみても、うわっつらな感じで。主人公の恋愛沙汰も、ただ濡れ場を入れたかっただけですか。

2009年4月11日

クラリネット症候群


旧作と書き下ろしの表題を含む中編2作。『イニシエーション・ラブ』を読んだとき、はっきり作者のミステリ感は好きじゃない、と思ったんですが、なんだかムカつくのが楽しくて読み続けてる作家さんです。嫌いなんだけど気になる作家さんなのです。

『マリオネット症候群』は、憑依もののバカミステリ。女子高生の”私”は、ふと目を覚ますと、何者かに憑依されていた。自分の体を乗っとっているのはどうやら憧れの先輩で、先輩は誰かに殺されていた、という話。バカバカしさに呆れながらも楽しみました。

『クラリネット症候群』は、ドレミの音が聞こえなくなった主人公に合わせて、会話から言葉が抜かれていて、話がよく分からなかったし、読むのがしんどかった。小手先の技巧よりも、バカの方が楽しいですね。

2009年4月5日

真理 MARI


いや~なホラーでした。女の霊は怖い怖い。勘違いでとりつかれるなんて、主人公が可哀想すぎでした。ノイローゼなのか霊現象なのか、わからないような展開で、主人公がしっかりした普通の人だっただけに、薄気味悪かった。髪の長い女の顔のゴキ。これは、うぇ~。

2009年3月18日

セカンドウィンド〈2〉


名門高校自転車部に入部した洋と友達、そしてライバル達。入部当時主戦力だった洋は、スランプに陥ってうだうだ悩む、という巻。自転車、たのしそー。自転車旅行にでかけたくなりました。MTBで山遊びもやってみたい。

2009年3月9日

塩の街


  • 塩の街
  • 有川 浩 (著)
  • メディアワークス (2007/06)

人間が塩の塊になる話。石になったり黴になったり植物になったりする作品はいろいろあるので、塩でもとくに目新しさはなく。でもSFに興味を持つにはちょうどいい感じの作品かもしれません。と、懐かしい気持ちで読んでましたが、後半のチープさはどうもいただけないです。この作品は短編の方があってる気がしました。

2009年3月9日